コンピュータや家電製品の量販店に行くと、ハードディスク(テレビ録画用でも普及)がありますが、近年(2014年)は セールで2Tbyteのハードディスクが1万円などと売られている状況です。
2Tbyte は 「ニ テラ バイト」と呼び、2 000 000 000 000 バイトの大きさで、どれだけ記憶できるかの量を表しています。
一昔(20年前)は、一般の人もこんな単位を普通に使う時代が訪れるとは思ってもみませんでした。
またスマートホンの通信スピードで、LTE( Long Term Evolution )と呼ぶデータ通信の規格では、
「800MHz帯・1.5GHz帯を使って下り最大75Mbpsを実現します」のような宣伝をしています。
ここで、「800MHz帯」は「800メガ ヘルツ タイ」で、「1.5GHz帯」は「800ギガ ヘルツ タイ」と呼びます。
「800MHz」は 「800 000 000 Hz」のことで、「1.5GHz」は「1 500 000 000 Hz」のことです。
上記では表現してませんが、1000 は 1K (イチキロ)と言います。つまり、1000倍ごとで簡単に表現する単位があるのです。以下にまとめてます。
1000 は 103で、1K と書いて、イチ キロ と呼びます。
1000 000は 106で、1M と書いて、イチ メガ と呼びます。
1000 000 000は 109で、1G と書いて、イチ ギガ と呼びます。
1000 000 000 000は 1012で、1T と書いて、イチ テラ と呼びます。
再びハードディスクの話題です。磁気ドラムに記憶するタイプのハードディスクは磁気ヘッドをある位置から別の位置に移動させるのに要するシーク時間と呼ばれる仕様に性能が影響します。
そして例えば、平均シークタイムが8.9msなど表現があります。これは 8.9ミリ秒のことです。
小さい表現も1000分の1ごとで簡単に表現するための単位があるので、よく使う表現を以下にまとめます
1000分の1つまり、0.001 は 10-3で、1mと 書いて、イチ ミリ と呼びます。
1000 000分の1つまり、0.000 001 は 10-6で、1μと 書いて、イチ マイクロ と呼びます。
1000 000 000分の1つまり、0.000 000 001 は 10-9で、1nと 書いて、イチ ナノ と呼びます。
1000 000 000 000 分の1つまり、0.000 000 000 001 は 10-12で、1pと 書いて、イチ ピコ と呼びます。