次に文字列を表示するだけのプログラムと、その実行画面を示します。
#include<stdio.h> main() { printf("hello"); }
上のプログラムは次のような実行結果の画面になります。
hello
このように、printfは、標準出力(この場合は画面になる)と呼ばれる所へ 括弧の中の文字列を送出する命令になっています。 (⇒printf関数と呼ぶ)
●ここで、注意すべきところは、文字並びのを表現している"hello"の
『"』です。
(⇒『"』はダブルクォートと呼ぶ)
つまり、文字並びのを表現場合、始まりのダブルクォートがあり、
文字並びの終わりを意味するダブルクォートまでが文字ならびのデータとしています。
そして、始まりまたは終わりのダブルクォートがないと、文字並びの範囲が分からないのでエラーとなります。
どのようなエラーになるか確認しておくとよいでしょう。
●また、一つの命令であることを示す記号として『;』を使う規則があります。
(⇒『;』はセミコロンと呼ぶ)
これがない場合もエラーになります。確認しましょう。
次は、3つの命令を実行させています。実行は、並んでいる記述の順番に実行します。
#include<stdio.h> main() { printf("hello 1 "); printf("hello2"); printf(" hello 3"); }
このプログラムの実行画面は次のようになります。
hello 1 hello2 hello 3
次の行に進めるには、特別の文字で \n を使います。
\ と n の文字を並べていますが、これはまとめて一つの文字を意味し、
改行コードと呼ばれます。以下にその例を示します。
#include<stdio.h> main() { printf("hello 1\n "); printf("hello2\n"); printf(" hello\n 3\n"); }
このプログラムの実行画面は次のようになります。
hello 1 hello2 hello 3
なお、C言語に使う命令は全て半角文字で記述しなければなりません。
そうしないと、翻訳エラーになります。
(空白の部分にも、日本語などの全角文字は使えないことに注意ください。)
なお、表示のデータとして書いている"と"で囲まれる部分は、
日本語が使えるコンパイラと、そうでないコンパイラが存在するようです。
以後、この範囲において日本語が使えるコンパイラとして説明します。