関数は、一般的用語で副プログラム(サブルーチン:subroutine )と呼ばれるものです。
これは、作品全体の流れを管理する主プログラムに対比する用語で、より小さい目的のプログラムです。
この関数という小さいプログラムに、名前を付けて、名前で実行できる仕組みになっていますが、
この時に関数の処理に使う情報を、関数を実行させる側で分かりやすく指定できる仕組みが引数の規則です。
関数実行時に関数へ与える情報を実引数、 この情報を記憶する変数を仮引数と呼びます。
よって仮引数は、実引数を正しく記憶できる型でなければなりません。
そして、関数の処理実行で得られた情報を、関数呼び出し側で分かりやすく使える仕組みが戻り値の規則です。
戻り値も正しく表現できる型で指定しなければなりません。
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関数に与える情報や、関数で得られた情報は、これら仕組みを使わなくともグローバル変数を使って可能です。
しかし、グローバル変数を使った情報の受け渡しだけでたくさんの関数を作っていくと、
グローバル変数も増えて、プログラムが大きくなるに従いプログラムミスが起こりやすく、
取り扱いが難しくなります。