Visual Studio 2017でC言語を始める

プロジェクトの新規作成

ステップ1

「ファイル」メニューから「新規作成」の「プロジェクト」を選択します。

ステップ2

出現ダイアログの「VisualC++」で、名前を「ConsoleTestApp」にします。場所はデフォルトで「C:\Users\XXXXXXX\source\repos」のままでOKをクリックします。
([XXXXXXX]の所は、各自のWinodwsのログイン名です。)

プロジェクトとは、1つの作品を管理するものです。上記の例では、この中に「ConsoleTestApp」が作られます。
つまり「C:\Users\XXXXXXX\source\repos\ConsoleTestApp」がプロジェクトフォルダとなります。
この中には、「ConsoleTestApp.sln」のプロジェクト管理用ファイルが作成されます。
(ステップ3の前に「Visual Studio 2017」を終了してください。)

以前のプロジェクトを継続する(プロジェクトを開く)

ステップ3

以前に作ったプロジェクトを開いて作業を継続する方法です。
それは、「ファイル」メニューから「開く」の「プロジェクト/ソリューション」を選択します。
ここで、「C:\Users\XXXXXXX\source\repos\ConsoleTestApp」の中の 「ConsoleTestApp.sln」を選択することで、継続作業ができます。

デフォルトで、右側に「ソリューション エクスプローラー」があり、その中のツリーを展開すると、「ソースファイル」の項目が見えます

デバックとして、実行し、動作を確認する。

ステップ4

コンパイルとリンクの作業は、「ビルド」メニューの「ソリューション」のビルドで行います。
すると、プロジェクトフォルダの中に「Debug」のフォルダが作られ、その中に作品の実行ファイルである「ConsoleTestApp.exe」が出来上がります。
これを直接実行させてもよいのですが、「[Ctrl]キー を押しながら [F5]を押す」ことで実行させてください。

上記の操作では「C:\Users\XXXXXXX\source\repos\ConsoleTestApp\ConsoleTestApp」 の中に、「ConsoleTestApp.cpp」のmainがあるソースファイルが一つ作られます。

新しいソースファイルを追加(この部分を行わなければ、デフォルトで C++のプログラミングになります。)

ソースファイルの名前変更方法 デフォルトで、右側に「ソリューション エクスプローラー」があり、 その中のツリーを展開すると、「ソースファイル」の項目が見えるはずです。
この上の右クリックで出現するメニューから「追加」の「新しい項目」を選択します。
出現ダイアログで、[Visual C++]の[C++ファイル(.cpp)]を選択して、名前を付けて追加します。



ソースの名前変更

ソースファイルの名前変更方法 デフォルトで、右側に「ソリューション エクスプローラー」があり、 その中のツリーを展開すると、「ソースファイル」の項目が見えるはずです。
その の中の各ソースファイルを右クリックすると出現するメニューの「名前変更」で可能できます。

昔からの標準的なC言語(C++でなく)を使う設定

前述の操作で、 ソースファイル拡張子を「.c」に変更します。
この変更後に「ビルド」すると、コンパイルエラーが生じるでしょう。
それに対応する設定の紹介です。
「ソリューション エクスプローラー」内のプロジェクト名の箇所(「? ConsoleTestApp」)を右クリックして、メニューから「プロパティ」を選択します。

これで出現するダイアログで、 [構成プロパティ]内の[C/C++]内の[プリコンパイル済みヘッダー]の「使用 (/Yu)」を 「プリコンパイル済みヘッダーを使用しない」に変更します。


なお、ソースファイル内の先頭で、次の記述を必要とする場合があります。
#define _CRT_SECURE_NO_WARNINGS 1
デフォルトでは、これを行わないとscanfで次のエラーが生じます。
エラー	C4996	'scanf': This function or variable may be unsafe. Consider using scanf_s instead. 
To disable deprecation, use _CRT_SECURE_NO_WARNINGS.