ドメイン、URL または URI の用語解説

インターネットが利用できるマシンは、IPアドレスが割り当てられています。 ほんどのIPアドレスは、IPv4と呼ばれるもので4byteです。 表記する場合は各byteを10進数で書き、区切りにドットを使います。
例えば、210.132.253.1 のような表現です。 このIPアドレスを持つマシンで、Webサーバのプログラムが適切に動作していれば、 インターネットブラウザで、次の表現によりにサーバー内のデフォルトwebページを見ることができます。

http://210.132.253.1/

しかし一般には、IPアドレスの代わりに次のようなドメイン名が使われます。

http://www001.upp.so-net.ne.jp/

これは、DNS(Domain Name System)と呼ばれるに分散型データベースシステムに、
www001.upp.so-net.ne.jpのドメイン名が210.132.253.1の IPアドレスである 』 ことを
登録することで可能になります。このドメイン名とIPアドレスは 勝手に付けられるものではなく、ICANN(The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers:アイキャン)と呼ばれる 法人で統括管理されており、その下部組織に申請する形態で使えるようになっています。

インターネットブラウザでは、特定のwebページを見る場合、例えば次のような表現を入力します。

http://www001.upp.so-net.ne.jp/yuu/ex/sample1.html


Webサーバーのドキュメントルートの中の例
このような表現は、URI(Uniform Resource Identifier)と呼ばれ、 インターネットの中の一つリソースの「所在地」を示す表現です。
この表現は、www001.upp.so-net.ne.jpのマシンの中にある yuu の中の ex の中の sample1.html を指定していることになります。
インターネットブラウザは、www001.upp.so-net.ne.jpで DNSに問い合わせ、それで得られた210.132.253.1のIPアドレスの マシンへ接続して /yuu/ex/sample1.htmlのWebページを要求します。
そして、応答で返信されたページを見せているのです。

なお、URIを特定するための表現をURL(Uniform Resource Locator)と呼びます。
http://www001.upp.so-net.ne.jp/yuu/ex/ の部分がURLです。
パスの表現方法の参考