タグ属性やスタイル属性をScriptで変更する

bodyタグには、文字色、背景色または背景画像、などを指定するタグ属性もあります。
例⇒<body text="文字色" bgcolor="背景色" background="背景画像">
そして これらの属性を変更する場合、documentfgColorbgColorに色の文字列を設定する表現が使えました。 また背景画像は、 document.body.backgroundへのパスを変更することでできます。
この表現は昔から使われてきた古い表現で、その例を示します。この例は のクリックで確認できます。 (小文字だけでなく 大文字を含めたキーワードであることに注目! すべてを小文字にすると動作しません)

<html><head><title>test</title>
<script type="text/javascript">
<!--
function btn_Click1(){
	document.bgColor="#FFFF99";
	document.fgColor="red";
}
// --></script>
</head>
<body bgcolor="#99FF99" text="blue">
背景色と文字色を変更する<br>
<input type="button" value="ボタン" onclick="btn_Click1()">
</body>
</html>

さて、上記は bodyのタグ属性で初期の色を指定して、それに対応するdocumentのbgColorやfgColorを 使っていますが、 HTML4.01では好ましくないとされ、 スタイルシートを使用するよう奨励されています。
そして、スタイルシートを使った場合は、タグ属性に対応するdocumentのbgColorやfgColorで 背景色や文字色が変更できなくなってしまいました。 (これは将来のブラウザで可能になるかもしれませんが、IE7やIE8ではできません。)
この状況はで 確認できます。

←上記ソースの確認ボタンです。
つまりスタイルの属性を指定すると、 javascriptでタグ属性に対応する表現での変更ができなり、 対応するためには、style属性で変更する表現が必要になるのです。それは次の表現です。
document.body.style.backgroundColor="背景色";
document.body.style.color="文字色";
これへの変更は で 確認できます。

このように、スタイルの属性を指定すると javascriptでタグ属性でなく style属性で変更する表現が必要になります。 画像の例をで確認できます。
これは、img { 〜 } のスタイル指定行を削除するとこれまで通りで動作するでしょう。(確認しましょう)
ですが逆に スタイルの属性を指定しなくても、javascriptでstyle属性による変更は可能です。 次のようなコードです。
document.body.img名.style.width="単位付き幅";
document.body.img名.style.height="単位付き高さ";
これへの変更は で 確認できます。(マージの変更例も示しています)
つまり、始めからstyleを指定するjavascriptの表現で書いていればstyleを追加記述した時に 動作しなくなる不具合を防ぐことができます。
(個人的に画像サイズは、srcと同じで 飾りの属性というよりは、Webページで伝えたい 情報そのものに属すると感じます。これが適切でないと見えないからです。 それで 飾りの指定のstyleでなく、タグ属性で指定する方も多いようです。 そのため 昔ながらのstyle属性を使わないサイズ変更プログラムも 多く使われている状況です。)

さて前述例で、マージンを変更する例があります。 スタイルシートで
margin-left: 50px; の表現ですが、JavaScriptでは
document.N1.style.marginLeft="5px"; になっています。
JavaScriptでは、-の表現が、 引き算の演算子になってしまうので、同じ表現が使えないためです。
それでほとんどのスタイル属性名で -を含むものは、 javaスクリプトで使う場合に、-を除いて 続く単語の先頭文字を、大文字にする表現になっています。
下に body内のpadding、背景画像とその配置、画像と配置に関して、scriptで変更する例を示します。

<html><head>
<style type="text/css">
  body {
	padding-left: 20%;
	background-image: url('img/back1.gif');
	background-repeat: repeat-y;
  }
  img { vertical-align: middle; margin-top: 10px; }
</style>
<script type="text/javascript"><!-- 
  function btn_Click1(){
	document.body.style.paddingLeft="5%";
	document.body.style.backgroundImage="url('img/back2.gif')";
	document.body.style.backgroundRepeat="repeat-x";
	document.f1.style.marginTop="50px";
	document.f2.style.marginTop="50px";
  }
// --></script>
</head><body>
<img src="img/gA1.png" name="f1">と
<img src="img/gB1.png" name="f2">の2つあります。<br>
<input type="button"value="ボタン"onclick="btn_Click1()">
</body></html>

これはで 確認できます。

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