インターネットは、ネットワークのネットワークといえるものです。
インターネット初期の時には、コンピュータとコンピュータを繋ぐ形で発展しました。
(1969年、ARPA:Advance Reserch Project Agencyのネットワーク(ARPANET)が起源といわれます
ここでTCP/IPの原型が作られ、1983年に公式プロトコルとして採用されています。)
発展の過程で、分散したネットワークとネットワークが接続されて現代のインターネットの形態が
作られいていきます。この小さい規模のネットワークはサブネットと呼びます。
このサブネットとサブネットはルータと呼ばれる機器で繋ぐ形になっています。
コンピュータネットワークを理解するために、以下でネットワークを分類してみます。今後使われる用語の説明で、詳細は後述します。
PAN(Personal Area Network):形態型など小型機器(キーボードや、マウス、プリンター)など、数mの短い区間で接続したネットワークの呼び名です。
LAN(Local Area Network):狭いエリアでコンピュータ同士を繋げたネットワークです。
CAN(Campus Area Network キャンパスネットワーク):これはLANの種類の一つで、 大学や工場などのように私有地内で、ビルなどを相互接続するネットワークです。
MAN(Metropolitan Area Network):LAN同士を接続したネットワークで、数Kから数十Kmの少し広いエリアのネットワークです。
WAN(Wide Area Network):都市間や、国家間を接続した広範囲エリアのネットワークです。バックボーンネットワークと呼ばれることもあります。 一般には電気通信事業者(NTT、KDDI、ソフトバンク など)を利用して作られるネットワークです。
回線交換方式(circuit switching): 接続相手まで回線(ケーブル)を切り替えて接続して、伝達する方式でアナログ信号でもデジタル信号でも伝達できます。
パケット交換方式(packet switching): デジタル信号専用の方式で、データをパケットと呼ばれる塊に分割して伝達します。 パケットには、制御用データを付加されており、それでパケットの送り先が制御できます。
コネクション型(connection oriented): 接続相手まで、届くことを確認してからデータを送ります。 また、データを確実に届けるための制御を行います。そのために、データ送受信の確認用に、 別途応答用データを送り合います。代表的な通信規則がTCPです。
コネクションレス型(connectionless oriented): 相手に届くことを、確認せずに送り合う伝達方式です。届いたかどうかの確認をしません。 代表的な通信規則がUDPやIPです。
ユニキャスト(unicast): 1つの特定の相手に対する通信です。
マルチキャスト(multicast): 複数の特定の相手に対する通信です。
ブロードキャスト(broadcast): 特定のネットワーク全体(同じネットワークセグメントに繋がれる全体)の相手に対する通信です。