IPアドレス確認

ネットワークに接続できるコンピュータは、ネットワーク用のハードウェアを必要とします。
そのハードウェアのカードは、NIC(Network Interface Card)と呼ばれます。

インターネットに接続できるマシンでは、このハードウェアに対してIPアドレスを割り当てて、使えるようにします。
つまり、これにIPアドレスを割り当てなければ、IPを利用するネットワーク全てが動かなくなります。

ネットワークが動かない不具合があった場合、まず『ハードウェアのIPアドレスの状態を調べる』ことを行います。
それには、WindowsのOSであれば、ipconfig.exeのコマンドを実行することで確認できます。
コマンドプロンプトの画面で、このコマンドを入力している例を以下に示します。
(Linuxでは、ifconfigと言うコマンドです)
この命令は、一般に『スタート』メニューの『アクセサリ』から『コマンド プロンプト』を選択して、 キー操作で確認するコマンドです。

この実行例では、無線とイーサネットの2つのNICを持つマシンということがわかります。

無線のハードウェアに対して、192.168.0.22 のIPアドレスが割り当てられており、 ローカルのイーサネットのハードウェアに対して、
192.168.0.123 の IPアドレスが割り当てられているのが分かります。
この例では、ipconfig.exeをもう一度実行しており、その時のローカルのイーサネットでは、接続されていない ために、IPアドレスが割り当てられていない不具合が発見できています。

なお、ネットワークでは、IPアドレスが設定できる装置をホストと呼びます。 そして、コンピュータ以外にルータもホストになります。