リゾルバの機能を利用するnslookupコマンドを使う

WindowsのWindowsNT/2000で(WindowsXP)は、ドメイン名からIPアドレスを調べるコマンドとしてnslookup.exeが用意されており、Unixとほぼ同じ使い方ができます。
(Window95、98、meにはついていませんでしたが、 NetSpelunker 「フリーソフト」などがあれば確認できます。)
nslookup.exeのコマンドはリゾルバ(resolver:DNSサーバーへの問い合わせを行うクライアントプログラム)の機能を利用して ドメイン名からIPアドレスを問い合わせることや、その逆ができます。

nslookupの使用例を以下に示します。

C:\WORK>nslookup
Default Server:  dnss1.so-net.ne.jp
Address:  202.238.95.24

> yuu7777.fc2web.com
Server:  dnss1.so-net.ne.jp
Address:  202.238.95.24

Non-authoritative answer:
Name:    yuu7777.fc2web.com
Address:  64.125.250.120

> exit
C:\WORK>

上記はC:\WORKのディレクトリにおけるコマンドプロンプト画面で、nslookupを実行している例です。 最初にデフォルトDNSのIPアドレスが、202.238.95.24表示されています。
また、続けて、yuu7777.fc2web.comのサーバー名を入力して、IPアドレスを調べています。
最後にexitコマンドでnslookupコマンドを終了しています。

以上は、対話モードの使い方で、exitするまで、さまざまなコマンドが使えます。
(プロンプトに対して ? を入力すると使い方が表示されます。)

しかし、マシンのDNS設定状態によっては正しく使えない場合もあります。 その場合、server命令により手動でDNSのデフォルトを設定することができます。
以下では、192.168.253.4のローカルIPアドレスを持つDNSサーバを、 デフォルトのDNSサーバに設定して使っている例です。
google.co.jpとyahoo.co.jpのIPアドレスを調べています。

Z:\>nslookup
Default Server:  scc_01.scc01
Address:  192.168.10.101

> server 192.168.253.4
Default Server:  [192.168.253.4]
Address:  192.168.253.4

> google.co.jp
Server:  [192.168.253.4]
Address:  192.168.253.4

Non-authoritative answer:
Name:    google.co.jp
Addresses:  72.14.207.104, 72.14.203.104, 72.14.235.104

> yahoo.co.jp
Server:  [192.168.253.4]
Address:  192.168.253.4

Non-authoritative answer:
Name:    yahoo.co.jp
Addresses:  203.216.227.176, 124.83.139.192

> exit

Z:\>

なおnslookupコマンドは、非対話モードで使う方法もあります。こちらは、調べたいサーバー名を並べて入力します。
以下は、非対話モードでwww.google.co.jpのIPアドレスを調べているようすです

C:\WORK>nslookup www.google.co.jp
Server:  dnss1.so-net.ne.jp
Address:  202.238.95.24

Non-authoritative answer:
Name:    www.l.google.com
Addresses:  66.102.7.99, 66.102.7.147, 66.102.7.104
Aliases:  www.google.co.jp, www.google.com


C:\WORK>

Linux の場合は、digやhostコマンドを使います。