Stringオブジェクト

" や ' で囲んで表現されるオブジェクトで、文字の並びを表現します。
以下のプロパティやメソッドがよく使われます。

プロパティ
プロパティ名概要 例や説明
length文字列長 "abc".length のを参照すると、3文字あるので 3の数値が得られます。

メソッド
メソッド名概要 例や説明
indexOf第1引数の文字列を、第2引数の位置より後方を探し、 見つかったらその位置(先頭を0とする)を返す。見つからない場合は-1を返す。 第2引数を省略した場合は、先頭から探し始める var v="abcdef".indexOf("cd", 0)でvに2が記憶されます。
lastIndexOf第1引数の文字列を、第2引数の位置より前方を探し、 見つかったらその位置(先頭を0とする)を返す。見つからない場合は-1を返す。 var v="abcdef".lastIndexOf("cd")でvに2が記憶されます。 第2引数を省略した場合は、最後から探し始める
charCodeAt引数位置の文字を ISO 8859-1 (Latin-1)コードに変換する。 var v="12".charCodeAt(1)でvに"2"の文字コードの数値50が記憶されます。
fromCharCode引数Latin-1コードに対応する文字列を得ます var c=String.fromCharCode(48)でcに"0"の文字列が記憶されます。
toLowerCase英文字を小文字に変換して返す。 var v = "XY".toLowerCase(); //"xy"がvに記憶
toUpperCase英文字を大文字に変換して返す。 var v = "ab".toUpperCase(); //"AB"がvに記憶
substringまたはslice指定範囲の文字列をを取得する。 var v = "abcd".substring(1,3); //"bc"がvに記憶される。 第2引数を省略しない。なおsliceは引数に負の数を指定できて、それは末尾から数えた値を意味する。
substr(非推奨)指定位置から指定文字数の文字列を取得する。 var v = "abcd".substr(1,2); //"bc"がvに記憶される。 第2引数を省略すると残りのすべてを返す。
startsWith引数の文字列が先頭に存在するならtrue var v = "abcd".startsWith("ab"); //trueがvに記憶される。
endsWith引数の文字列が最後に存在するならtrue var v = "abcd".startsWith("cd"); //trueがvに記憶される。
split引数の文字列で、文字列を分割し、その配列を返す。 var a="a=1,b=3,c=2".split(","); //a.lenghtが3でa[1]は"b=3"になる。正規表現も使用可能
matchマッチしたオブジェクトを返す 参照
searchマッチした位置を返す 参照
replace マッチした部分の置き換え 参照