Randomは、乱数を生成するオブジェクト用のクラスです。
(java.utilパッケージに属します)
コンピュータの乱数は、シード(seed:種)と呼ばれる整数を元にしたある計算を行うことで
算出します。よって、シードが同じであれば同じパターンで出現するバラバラな値が得られます。
起動するごとに、異なって出現する乱数パターンを得る場合は、
シードに起動時の時間情報を設定する必要がありますが、Randomクラスの引数なしのコンストラクタ
を利用すると、オブジェクト生成時の時間情報がシードに使われます。
そして、Randomクラスのもう一つのコンストラクタが、longのシードを引数にするものなっています
シードなし | シード | |
プログラム |
以下にRandomクラスの主なメソッドを紹介します。
メソッドの仕様 | 説明 |
---|---|
boolean nextBoolean() | 一様分布の次のboolean 型の擬似乱数を返します。 |
double nextDouble() | 0.0 〜 1.0 の範囲で一様分布の擬似乱数を返します。 |
int nextInt(int n) | 0 <= 乱数 < n の範囲の整数の擬似乱数を返します。 |
void setSeed(long seed) | 乱数ジェネレータのシードを設定 |
double nextGaussian() | 平均 0.0、標準偏差 1.0 の正規分布で double 型の擬似乱数を返します |