ここでは ファイルやフォルダがどのように管理されるかを 説明し、マイドキュメントの位置 を説明し、 位置を表現する時に使う 絶対パスの説明と、 それをタイトルバーへ表示させる 説明を行っています。
ファイルはどこに、どのように記憶されているのでしょうか?そのファイルが記憶されるイメージを次に示します。
一番外側に、のイメージがありますが、
これはドライブまたはボリュームと呼ばれる記憶媒体を意味します。
その中に、のファイルや、
のフォルダがあるのです。
のボリュームを意味するアイコンは、
物理的なハードディスクと呼ばれるものイメージ化したものですが、
実際のハードディスクを
示すものでははりません。
オペレーティングシステムがデータを管理する上で、最も大きな入れ物となる論理的なものと言えます。
(一つのハードディスクが複数のボリュームに分割されることもあります。)
このボリュームはスタートボタンからマイコンピュータを選択することで、見ることができます。
下記でその例を示しますが、
コンピュータのハードによって見え方が変わります。(ハードディスクのイメージです。)
ドキュメントを表示させている例を示します。
矢印の方向へスクロールバーをドラックした様子で、ボリュームも見えています。
のイメージは、フォルダと呼ばれ、ファイルの入れ物です。
フォルダはディレクトリと呼ばれることもあります。
フォルダの中にフォルダが作れるので、階層的な構造でファイルを管理できます。
この構造はディレクトリ構造とよばれます。
このようなマイドキュメントのディレクトリ構造は、どうなっているのでしょうか?
下記は、矢印で示す C のボリュームをクリックした場合の例です。
内容は、インストールしているソフトによって異なります。
以下は、赤○で囲んだの三角の箇所をクリックして、Cボリュームを展開した様子です。
ここを再びクリックすると上図に戻って閉じます。この左の区画は『ツリービュー(TreeView)』と呼ばれます。
次は、赤○で囲んだの三角の箇所をクリックして、ユーザーのディレクトリを展開した様子です。
なお、このウインドウはディレクトリ構造を視覚的に見るエクスプローラと呼ばれるツールです。
エクスプローラーはスタートのメニューのアクセサリからから選択して実行することもできます。
なお、この内容は、使用しているマシンの設定や使用者によって異なります。
また以前に開いたときの設定状態によっても変化します。
この例は、『ryo』と『suzu』と『yuu』と言うユーザーと言うユーザーが同じPC7のマシンを使っており、
以下では、『yuu』と言うユーザーがログインしている例です。
上記からの継続操作で示します。赤○のを展開して、『yuu』をクリックした状態です。
ここで、マイドキュメントを確認できます。
このように展開できるのは、開くアクセス権限がある場合です。
『yuu』のディレクトリをクリックした画面の例です。
ここで、『yuu』と言うユーザーのマイドキュメントは『yuu』の中に存在することになります。
しかし、一人しか使っていないWindowsXPで、
ユーザー名を設定していない場合は『Administrator』がユーザー名となり、
その名前でフォルダが作られます。
(yuuの名前を、自分が使用しているユーザー名に置き換えてください。)
ツリービューの赤矢印で示したところをクリックした状態を示します。
次は、フォルダ位置を示すところをクリックした画面の例です。
C:\Users\yuu\Documentsが『yuu』というユーザー名の人の『マイドキュメント』の内容になってます。
これは、『yuu』というユーザー名の人の『マイドキュメント』のフォルダ(ディレクトリ)は、
『Cボリューム』の中の、『User』フォルダの中の、
『yuu』フォルダの中にある『Documents』を意味することになります。
そして、その中に『test.txt』と『test.bmp』のファイルと、『work』などのフォルダが存在することを示しています。
さてこのような『C:\Users\yuu\Document』の表現は、
絶対パス(absolute path)と呼ばれます。
先頭の『C:』はボリューム名を意味します。Aボリュームなら『A:』、Dボリュームなら『D:』です。
そして、フォルダ(ディレクトリ)名やファイル名を
『 \ 』の記号でつなげて表現することになります。
例えば、上記の『マイドキュメント』内にある『 test.txt 』の
ファイルを指定する場合は、次のようになります。
『C:\Users\yuu\Document\test.txt』
このような表現は、文字列でファイルやディレクトリを指定する時によく使われます。
現在見えている画面上アイコンからその位置を調べる場合、アイコンを右クリックして得られるメニューから『プロパティ』を
選択する手法があります。その中の位置を表現する文字列に絶対パスが使われます。
以下は、『マイドキュメント』内の『test.txt』を調べているようすです。
すると、次のようなウィンドウが現れて位置(絶対パス)が確認できます。
(なお、『マイドキュメント』は、位置を変更できるので、必ずここにあるとは限りませんが、初期の段階ではこのようになります)