移動やコピーはドラック操作で行えます。しかしドラック操作は、ドライブが異なると挙動が変わります。 またドラック操作は、マウスがなく タッチパッドだけの環境などでは 難しい操作です。 そこで以下では、マウス右ボタン操作を中心に説明しています。 内容は、 フォルダ作成、 名前変更、 ファイル移動、 フォルダのコピーや移動(同じ名前のファルダがない場合)、 フォルダのコピーや移動(同じ名前ファルダがある場合)、
次は、マイドキュメントの中で、マウス右クリックのメニューよりフォルダ(folder)を作成しているようすです。
(右クリックで現れる新規作成のメニューは、メモ帳用のテキストドキュメントなど、
さまざまファイルも作れますが、それらはインストールされているファイルにより異なります)
さて、この一連の操作は一回の操作のように見えますが、実は違います。
この操作は、
【『マイドキュメント内のこの場所』に、『新しいフォルダ』を作成する】ですが、
正確には次のように行われます。
まず『操作対象を選ぶ』クリックが行われ、次に『メニューから操作を選ぶ』クリックが行われているのです。
この【目標を選んで、操作を行うと言う2段処理】がコンピュータの基本操作で、この考えに慣れることが必要です。
一般的に、『最初に目標を選んでいる』操作があるということが、分かり難いようです。
上記例では、フォルダでもファイルでもない所で右クリックして、それを作成対象にしています。
マイドキュメントの中の『新しいフォルダ』というフォルダの名前を『work』の名前に変更する処理で説明します。
前述した通りに、まずはクリックで『新しいフォルダ』を選択し、次にそのフォルダアイコンの上で右クリックを行い、
出現するメニューより『名前の変更』の項目を操作として選びます。
(直接に右クリックから始めても可能ですが、慣れるまでは操作対象をまず選択する意識をしていたたきたいのです。)
この操作で、目標のアイコンは次のように変化します。
この状態は、キー入力可能の状態で、
しかも、『新しいフォルダ』の文字列が選択状態になっています。ここで『Back Space』キーを押してからでもよいのですが、
それを行わないで、すぐに『w』,『o』,『r』,『k』と押しても構いません。
キー入力状態で文字列が選択されている時にキーを押すと、選択される文字列がその押したキーに置き換わる仕組みがあります。
以上の操作後のマイドキュメントの内容は、次のようになります。
日本語で、【『test.txt』のファイルを『work』ホルダへ移動せよ。】と言う指示があった場合、
対応するマウス操作はどうなるでしょうか?それは、
【『test.txt』のファイル切り取る】と【『work』ホルダで貼り付けよ】という二つの操作になります。
そして、この二つの操作それぞれに、【目標を選んで、操作を行うと言う2つの操作】を必要とします。
以下では、移動先の対象を指定する手法と
移動先の位置を指定する手法の2通りの操作を紹介します。
『test.txt』のファイルを『work』ホルダへ移動する例です。
まずは、【『test.txt』のファイル切り取る】の操作です。『test.txt』を右クリックして、『切り取り』を選んでいます。
次は、【『work』ホルダで貼り付けよ】の操作です。『work』を右クリックして、『貼り付け』を選んでいます。
以上の操作で、『work』フォルダの中に移動したことになります。
なお、移動したいアイコンを移動先の目標へ右ボタンでドラックして移動する操作でも移動できます。
移動先の目標が見えている場合、このドラックによる移動の方が方が簡単でしょう。
しかしここで紹介した「右クリックのメニュー操作」は、移動先の目標が見えてない時でも同様に使えます。
こんどは、『test.png』のファイルを『work』ホルダへ移動しますが、すこし違う操作で行ってみます。
『test.png』のファイルを切り取る と
『work』ホルダで貼り付けという二つの操作は同じですが、
この二つの操作の間で、移動先のフォルダを開く操作を行います。
まず『test.png』のファイルを選んで切り取る様子です
次に、貼り付ける前に、目標のフォルダを開いています。
それから、貼り付ける位置を選ぶためにの右クリックを行っています。ここでは、空いている空間を選んでいることになります。
そして、出現するメニューから『貼り付け』を選択しています
もしここで、貼り付けるファイルと同じ名前のファイルが存在するとどうなるのでしょうか?
その時は、次のメッセージボックスが現れます。
そして『移動して置換』をクリックすること移動します。それが次の画面です。
以上で移動操作を行いましたが、最初の操作で『切り取り』を選ぶ代わりに『コピー』を選択すると、
ファイルのコピー(複製)ができます。
さて、操作対象をファイルを切り取ってから、目的の位置を見つけて、『貼り付け』するまでの間にどんな操作が許されているしょうか?
実は、他のファイルまたはフォルダの作成や削除や、他のプログラム実行とさまざまなことができます。
基本的に改めて別のファイルを選択して『切り取り』か『コピー』を選ばない限り、前に選んだ操作は有効になっています。
また初回操作が『コピー』の場合、『貼り付け』操作は、何回でも可能になっています。
次のような『マイドキュメント』内の『work』フォルダを『デスクトップ』へコピーする操作を説明します。
それは、『work』フォルダのコピー と
『デスクトップ』で貼り付けよ という二つの操作になります。
まず最初の操作は、次のように『work』をクリックで選び、右クリックのメニューから『コピー』を選択します。
次の操作で、コピー先である『デスクトップ』を選び、右クリックのメニューから『貼り付け』を選択します。
(このゴミ箱のアイコンが存在する青色の全体が机の上に相当するので『デスクトップ』とよばれます。)
以上の操作で、『work』フォルダを『デスクトップ』へコピーできます。
この時コピー元のフォルダ内にあるファイルやフォルダも複製しています。
なお、最初の操作で『コピー』を選ぶ代わりに『切り取り』を選択すると、フォルダの移動になります。
次は、『デスクトップ』にある『work』フォルダを『マイドキュメント』にコピーする操作を説明します。
ただし、移動先の『マイドキュメント』に『work』フォルダが既に存在する場合の例です。
それは、デスクトップの『work』フォルダの切り取り と
『マイドキュメント』で貼り付けよという二つの操作になります。
まず最初の操作は、次のように『work』を右クリックで選び、メニューから『コピー』を選択します。
次に移動先の『マイドキュメント』を開きます。
この例は、移動フォルダと同じ名前の『work』フォルダが既に存在している場合です。
次の操作で、コピー先である『マイドキュメント』の空いている場所を右クリックで選び、
メニューから『貼り付け』を選択します。
ここで、同じ名前のフォルダが存在するので、次のようなダイアログボックスが現れます。
ここで、『はい』を選ぶと移動になります。
ここで、同じ名前のファイルは全て置き換える場合は、下のチェック(同じ処理を次の1っこの競合に適用)をつけるとよいでしょう。
これがWindowXPまでの操作コピー操作と同じで操作で、確認なしで複数のファイルを置き換えます。
フォルダの中身全体(フォルダ内にあるファイルやフォルダも)がコピーされます。
これで、すでに存在する同じ名前のファイルは、移動元のファイルに置き換わります。
しかし既に存在していた『work』フォルダの中で、移動ファイルと一致しないファイルは、影響せずに残ることになります。
上記操作において、『貼り付け』操作を行う時、本来は空いている場所を右クリックすべきところを、
間違えて『work』フォルダを右クリックして『貼り付け』した例です。
この場合は、次のように『work』の中にコピー元の『work』を入れたことになります。
(これは『マイドキュメント』の『work』フォルダを開いた状態です。)