一般にアイコンをダブルクリックすると、それに対応するファイルを開くことができます。
(「ダブルクリック」は、一般に「右クリックの開くメニューの先頭項目選択」操作と同じです)
しかし データファイルのアイコンを開くを時にダブルクリックすると、
希望しないアプリケーションを開いてしまうことがあります。
実は、ダブルクリック(または開く)の操作で、
どのプログラムが動くかと? ということは 定まっていないのです。
それは、コンピュータのインストールしたアプリケーションの種類や、インストールの順番によって変わるものなのです。
以下は、test.png(拡張子が.png)のファイルを開いている例です。
右クリックメニューの編集を選んで現れたウィンドウが右で、
ダブルクリックで現れたウィンドウが左の例ですが、こうなるとは限らないわけです。
アイコンのダブルクリックで、どのプログラムが実行するかを調べる場合、
アイコンを右クリックして、そのメニューよりプロパティを選ぶとよいでしょう。
下図ではtest.bmpを右クリックして、そのメニューよりプロパティを選ぶ様子を示しています。
これで現れるプロパティの中で、下図のマークしてある部分が、ダブルクリックで起動するプログラムになっています。
ここでは、『Windows フォトビューアー』と言うプログラムになっていると分かります。
上図のマーク部右の『変更』ボタンをクリックと、ダブルクリックで起動するアプリケーションを変更することができます。
次は、この『変更』ボタンをクリックしている例です。
ここで、例えば『Paint』を選択すれば、次回からのダブルクリックで、
『ペイント』の編集可能なプログラムで開くことになります。
しかし、この設定は永続的に可能な設定でない場合があります。
会社や学校など不特定多数の人が使えるコンピュータなどでは、
この設定が変えられると、他の人に使いづらいマシンになると考えられます。よって、この変更が残らないようにしたり、
変更できない設定になっている場合が多いようです。
ダブルクリックでデータファイルのアイコンを開く時に
何が動くかは、コンピュータの設定状態によって違います。
よって、確実に希望のプログラムで開きたい場合はプログラムを指定する必要があります。
Windowsへのインストーラーを使ったプログラムであれば、
次のように、データファイルの右クリック後に、「プログラムから開く」を選択する方法があります。
また、もう一つの方法の確実な方法を紹介します。
それは先にアプリケーションのプログラムを実行して、そのメニューから開く操作を使う方法です。
例えば、『ペイント』を使ってマイドキュメントの中の『work』ホルダ内にある『test.png』を開きたい場合は、
次のようにまず『ペイント』を実行させます。
このように『ペイント』のプログラムを起動しておいて、
それから下記矢印のメニューを選択し、その中の『開く』を選択します。
次のように『開く』を選択していきます。
ここでは、マイドキュメントの中の『work』ホルダを開くために、
赤のマークのどところをクリックしている例です。
こうして、目的のファイルが見えるまで、開いていきます。
以上が、正当なデータファイルを開き方になります。
この開き方は、初期バージョンのウィンドウアプリケーションから存在する方法です。
近年ではこれ以外の開き方も多く存在しますが、ほとんどのアプリケーションでこのメニューが左端にあり、
そのメニュー項目に『開く』メニューを作ることが奨励されてきた経緯があります。
他の方法でもよいのですが、
十分にコンピュータを扱えるようになるまでは、このスタイルで開くのが間違いのない開き方でしょう。
他の方法は、扱っているうちに自然と身につく手法だと思います。
またそうならない使い方は、淘汰されて残っていかない手法でしょう。
コンピュータの使い方事体が、まだまだ発展し変化して行くものだからです。
以下にいくつかのアプリケーションの『ファイル』メニューの『開く』項目を選んでいる例を示します。 すべてが同じような操作でファイルを開くことができます。
Microsoft Word の例を示します(文書などのドキュメント作成用のアプリケーション)
Microsoft Excel の例を示します(計算表のアプリケーション)
Visual Studio の例を示します(プログラム開発用のアプリケーション)
Adobe Potoshop Elements の例を示します(写真など、画像一般の編集用アプリケーション)
Macromedia Flash の例を示します(HTMLなどでのアニメーションコンテンツ作成用アプリケーション)