hrefの属性を指定する時に良く使う属性で、targetがあります。
これは、リンク先をどのウィンドウに表示させるか、ウィンドウの名前を指定する属性です。
よく使う特別な指定で、
<a href="n1001.htm" target="_blank">これ</a>
のように書く場合があります。そう書いた これ を
クリックすると、
新しいブラウザのウインドウが開いて、それにn1001.htmを表示させます。
ここで、"_blank"の設定値が、
新しいウィンドウを開かせるための指定です。
ここに"_self"を設定すると、
今見ているページ内容をn1001.htmへ変えるページ移動になります。
(targetを指定しない場合と同じで、
これがデフォルトの値です。)
下記はインターネットブラウザで閲覧しているイメージです。
ここで、アドレス欄に入力している「http://www001.upp.so-net.ne.jp/yuu/dic.html」
は、特定のデータを指定する表現でURI(Uniform Resource Identifier)と呼ばれす。
そして、 a タグのhrefの属性ではこのようなURIを指定することができます。
次の「用語
(←クリックしてみましょう)」はhrefに他のサイトのページを指定している例で、
次のように書いています。
<a href="http://www001.upp.so-net.ne.jp/yuu/dic.html" target="_blank">用語</a>
ハイパーリンクを作る注意:
このように、簡単に他のサイトへ移動するHTMLが作れます。
他人が苦労して作ったページを、あたかも自分が作っているかのように使うこともできるわけですが、
『リンク制限を表記しているサイトへのリンクを作るべきではない!』とされています。
希望する情報へ容易に辿りつける構造を作ろうとしたインターネット初期の精神からすれば、
自由であるべきという人もおり、制限したり禁じたりするような法律はありません。
しかし構造的に他のサイトの信用を損なうようなページ作成も可能で
損害賠償などの裁判沙汰になることもあります。
なお、インターネットの世界では、
インターネットをこう使いましょうというRFC番号のドキュメントが
IETFに存在して
います。このドキュメント(rfc1855.txt)に次の内容が書かれています。
Don't point to other sites without asking first.(事前に許可無く他サイトへのリンクをしない!)
トピック:インターネット標準化の歴史
このaの語源はanchor(錨)で、
移動先となる錨の位置に名前を付ける場合に
name属性が使われます。
それは、上の行に使っており、次のように書いています。
<a name="na1">name属性</a>が使われます。
このように、na1 の名前を付けたaタグは、hrefに指定するリンク先の表記に使えます。
例えば、name属性でna2 の名前を付けた同一ページ内に
リンクする部分(←クリックで実験できます)は、次のように書きます。
<a href="#na2">リンクする部分</a>
このように name属性がna2 の所へ移動するためのhrefでは、#の直後に名前のna2を書きます。
また他のサイトにある場合は、URIの直後に#を書いて、その直後にnameの名前を書きます。
例えば、http://www001.upp.so-net.ne.jp/yuu/term_I.htmlのページで名前が563の所へ移るリンクを次に示します。
リンク これは次のように書きます。
<a href="http://www001.upp.so-net.ne.jp/yuu/term_I.html#563" target="_blank">リンク</a>
HTML 5 より、hrefで#を指定するリンク先は、name属性でなく、id属性を使うべきと変わっています。
HTML 5 より、hrefで#を指定するリンク先は、name属性でなく、id属性を使うべきと変わっています。
つまり、上記は <a id="na2">ここ</a> と記述した方がよいでしょう。
またid属性は、グローバル属性なので、 全てのタグで指定できます。つまり「name属性があるaタグ」以外にも移動先にできるように変わりました。