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イから始まる情報処理用語


00000099    イーサーネット
00000079    イニシエータ
00000713    イベント
00000663    色空間
00000569    インターバルタイマー
00000287    インターフェイス
00000256    インタープリタ
00000440    インナークラス
00000200    インフラ
00000550    隠蔽

99:イーサーネット       伝送技術・符号化のグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ
Ethernet

XEROX(ゼロックス:最初の開発社)社、Intel社、DEC社の共同開発したLANの伝送方式です。
その後IEEEが標準を制定し(→IEEE802.3の規格)て、次のような種類があります。



10Base-5   10Base-2  10Base-T  100BASE-TX 100Base-FX 1000Base-T 1000Base-TX

最初数値である10〜1000は伝送速度を表します。(10Mbps 〜1000Mbpsを意味します)

Baseはベースバンド変調しないで送信)で、最後の5,2,T,TXはケーブルの種類を意味します。


末尾   ケーブル   接続  最大長
5  標準同軸ケーブル    BNCコネクタ  100m
2   細芯同軸ケーブル50Ωインピーダンス  BNCコネクタ  185m
T、TX  ツイストペア(UTP)  RJコネクタ  100m
FX  光ファイバー  マルチモードコネクタ  412m/2km/20km


UTPとは、Unshielded Twisted-Pairでシールド無しです。見ませんが STP(shielded Twisted-Pair)も存在するのでしょう。



以下に私が試しに作成した両端にRJコネクタを使用したケーブル仕様を示します。
これは、TIA/EIA−568−B規格におけるTIA568Aの結線のカラーコード(心線色)仕様です。


ピン番号 カラー
8  
7  白と茶
6  
5  白と青
4  
3  白と赤
2  
1  白と緑

これが標準ですが、オプションとして、TIA568B(AT&T社の開発した仕様でIEEE802.3、ISDN等の用途に対応)の
結線仕様もあるようです。



79:イニシエータ       オペレーティングシステムに関することのグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ
initiator

ジョブ実行の全体を制御するプログラム
ジョブスケジューラを代表するプログラム


参照→タスク
713:イベント       プログラミング、テスト、レビューに関してのグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ
eventの直訳では、『注目すべき出来事や行事,また事象』ですが、コンピュータ用語でいうイベントは、
コンピュータから見て、処理対象となるあらゆる出来事を指すことが多いでしょう。

例えば、オペレータがマウスをクリックした事象などを、クリックイベントと呼んでいます。

イベントは、プログラム起動のイベント、マウスのクリックイベント、キーのイベント、描画のイベントと、さまざまイベントがあります。

そして、各イベントが起きた時に実行させる処理のプログラム部分をイベントハンドラと呼びます。

現在よく使われるコンピュータのほとんどは、イベント駆動(イベントドリブンとも言います)型と呼ばれる方式です。

つまりイベントの発生を待ち、イベントが発生したらそのイベントのプログラム部分を実行して動作するスタイルです。





663:色空間       マルチメディアシステム関連のグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ
Color Space
色を数値(チャンネルと呼ぶ)の組み合わせによって表現するための方法でさまざまあります。

RGB 加法混色によって色を表現(ディスプレイで使われます)
RGBA RGBアルファチャンネル(透明度)を追加しています。
CMY 減法混色によって色を表現します。(印刷で使われます)
CMYK CMKにおいてインクや紙の特性上、黒を作るのが難しい。この黒(Key plate)の発色をよくするために別途黒インクも使う方法

569:インターバルタイマー       C言語のグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ


Linuxのプログラム
#include <sys/time.h>で次の構造体が使える
struct itimerval {
    struct timeval it_interval; /* next value */
    struct timeval it_value;    /* current value */
};
struct timeval {
    long tv_sec;                /* seconds */
    long tv_usec;               /* microseconds */
};

そして、setitimerでインターバルタイマーをスタートできる。
int setitimer(int which, const struct itimerval *value, struct itimerval *ovalue); 

valueは設定用で、it_valueメンバは初期値、it_intervalメンバはインターバルにおける設定値を設定して渡す。
ovalueは、以前の設定状態が格納されるが、不要ならNULLを設定する。


287:インターフェイス       入出力アーキテクチャのグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ
Interface
『支障なく結びつける。調和する』などの意味で、各種物理的な違いがある境界部分で両者を接続する規格を指す場合が多い。

大きくは、パラレルインターフェイスとシリアルインターフェイス分かれる。
●パラレルインターフェイス
●シリアルインターフフェイス
また、ものによってバスインターフェイス(コンピュータ内部だけでのインターフェイス用)と呼ばれる分類も存在する。

複数の接続形態としてデイジーチェーンカスケードなどがある。

よく耳にするインターフェイスを表にまとめてみた。

インターフェイス名 分類    データバス幅 接続可能台数 転送速度(目安)  概要  
EIDE  バス    16  4  3〜16Mbyte/sec  パソコンとハードディスクなどの記憶装置を接続用として定められたIDE規格の後継規格で、CDROMも取り扱える。
UltraATA  バス  16  4  〜144Mbyte/sec  EIDEの後継仕様で、ANSIよってATA/ATAPI-4として標準化、DMA-33、UltraATA/133と進化中
セントロニクス   パラレル  8        1  2〜8Mbyte/sec  セントロニクス社が開発した仕様で、よくプリンタポートとしてよく使われる
GP-IB  パラレル  8        15  1Mbytes/sec  Hewlett-Packard社が主に計測器を接続する仕様として開発した
SCSI  パラレル  8/16      4〜16  5〜320Mbyte/sec 運用時に格機器のID番号設定が必要(長い間、補助記憶用として大勢を占めていた)
RS-232C  シリアル  入出力各1bit  1  115.2kbit/sec  EIAが策定したシリアル通信の標準規格でアナログ電話用モデムなどで使われる。
USB  シリアル  入出力各1bit  127  480Mbit/sec  当初、プリンタやスキャナなどの比較的低速な周辺装置を利用するために定められたが、近年ではHDにも使われる仕様になっている。
IEEE1394  シリアル  入出力各1bit  6449  100-400Mbit/sec  アップル社が開発をFireWire(ファイアワイヤー)を規格化、最新の高速シリアルバス


表にはしなかったが、他にIrDAIEEE802.11などの無線規格用のものや、電子楽器コントロール用のMIDIインターフェイス、コンピュータ内部PCIバス用のインターフェイスもあり、様々な所で使われる。


256:インタープリタ       オペレーティングシステムに関することのグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ
プログラムのソースコード又は中間コードを,逐次解釈しながら実行する

440:インナークラス       JAVAのグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ
inner class
クラスの中で定義したクラスのこと!




200:インフラ       経営管理のグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ
インフラストラクチャー(infrastructure)の略語として使われる。(なんでも略して用語を作る日本の悪い癖の典型的な表現の一つ)

経営陣などの管理者が要求する事柄を実現するために必要な基幹設備や基礎構造、基礎技術を指す。

550:隠蔽       プログラム一般のグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ
クラスを設計で各種メンバを用意するが、その中には利用者から直接アクセスされては困るメンバを作らなくてはならない場合がある。
それで、利用者が間違って直接アクセスしては困るメンバを使うプログラムができないようにする規則(アクセスする記述に対してコンパイルエラーを起こさせる)が、文法として盛り込まれている。
それらはアクセス指定子と呼ばれ、C++では次の3通りを記述する形態になっている。

private  非公開:このメンバが宣言されるクラスのメソッド中でのみアクセス可
protected  限定公開:このメンバが宣言されるクラスとその派生クラスのメソッド中でのみアクセス可
public  公開:任意の所でアクセス可


これらは、クラスの利用者に対してアクセス可能範囲の制限指定を意味し、それは隠して見えなくするイメージであることからメンバの隠蔽と呼ばれる。
そしてこの考慮を施すことをカプセル化と呼ぶ。