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このページは、最初にに覚えるべきBlender操作や、 meshesによるモデリングの理解後の方を閲覧対象にしています。

Blenderの モディファイアー その1

モディファイアー(Modifier)とは?

「プロパティ」エリアで、レンチのマーク「モディファイアー」プロパティを選択して、[モディファイアーの追加]で始めます。
モディファイアーを使用することで、元のメッシュやオブジェクトのデータを変更せずに、見た目や形状を変えることができます。
この特徴は、適用(Apply)の操作が行われるまで元のメッシュは保持されるので、後から元の状態に戻すことも可能なため「非破壊的編集」と言われます。
また、複数のモディファイアーを順番に適用することができす。
主なモディファイアーの例





ミラーモディファイアー

[オブジェクトモード]→対象オブジェクト選択→[モディファイアーを追加]→[生成]→[ミラー]
そこで、ミラーとなる基準を指定する。
これは、オブジェクトを操作すると、鏡に映ったオブジェクトが存在しているように 出現するもので、最終的に「適用」操作で、鏡に映ったオブジェクトを別オブジェクトとして生成することができる。
  1. ミラーにする対象のいオブジェクトを選択して、「ミラーモディファイア」を追加
  2. 座標軸 で反転させる座標軸 x、y、zの設定
  3. 追加した「ミラーモディファイア」プロパティで、ミラーオブジェクト(鏡にするオブジェクト)を、スポイトのようなアイコンで指定(名前選択も可能)

なおミラーモディファイアーで作った後、別のオブジェクトに分ける方法は、次の通り。
  1. ミラーモディファイアーのマージのチェックを外す。
  2. ミラーモディファイアーの適用をプルダウンで選択する([Ctrl]+[A])。(ミラーモディファイアーが無くなる。)
  3. まだ一つのオブジェクトになっているので、「編集モード」にして、分離したいオブジェクトの頂点群を選択する。
  4. 右クリックメニューで「分離」→「選択」 ([P])

UV球にミラーモディファイアを追加するスクリプト例

import bpy
bpy.ops.object.mode_set(mode='OBJECT')# オブジェクトモードに切り替え

bpy.ops.mesh.primitive_uv_sphere_add(location=(2, 0, 1), scale=(1, 1, 1), ring_count=8,radius=0.5)#UV球の追加
obj = bpy.context.active_object # 直前でアクセスしたオブジェク

mirror_mod = obj.modifiers.new(name="Mirror", type='MIRROR')# ミラーモディファイアを追加
mirror_mod.use_axis[0] = True  # X軸にミラー
mirror_mod.use_clip = True  # クリップを有効にする
mirror_mod.mirror_object = bpy.data.objects["Cube"]  # ミラーとなるのオブジェクトを指定("Cube"の名前のオブジェクトが無いとエラーです)