最初にに覚えるべきBlender操作
以下の内容は、
https://portableapps.com/jaのサイトからダウンロードした
BlenderPortable_4.1.1.paf.exeを解凍して使った時の資料です。
このページの内容は、 Blenderを始めて使う場合、最初に覚えるべき内容をまとめたページで以下の項目を記載しています。
- 初期表示
- 操作対象の領域(エリアと呼ぶ)の種類と切り替え
- 「3Dビューポート」における視点操作
- 「3Dビューポート」における「オブジェクトモード」と「編集モード」
- 「3Dビューポート」における選択などのツールの種類と出し方
- 「3Dビューポート」シェーディングの切り替え表示
- 「3Dビューポート」におけるサイドバーの表示
このページの理解後のお勧めページ:
meshesによるモデリング
また、
Blender初心者が陥りやすい状況の補足を体験を元に追記の予定です。
また、
BlenderのPythonスクリプト実験記録と、
ライブラリ(
beditsub.py)作成予中です。
その他概要説明→
curveモデリング
sculptモデリング
モディファイアー
レンダラー
UV展開とテクスチャペイント
アーマチュア
アニメーション
日本語メニューへの変更方法
下記操作で現れる次のダイアログで変更します。(下記画像のクリックで画像が変わります。)
以下の説明は、始めに必要ないと思われることを、なるべく省いています。
下記は、最初の起動画面で、「レイアウト」を選択している画面です。
これは下記赤マルの選択状態です。(このトップバーでは、モデリング、スカルプト・・などが選択できます)
この選択の状態で、エリアと呼ばれるウインドウの表示や配置が初期状態が変わります。
- 最初に覚える操作 その1
各エリアの認識とそのサイズ変更です。
エリアのサイズの変更は、マウス移動の操作で位置により⇔のマウスカーソルに変わった時にドラックで可能です。
よって下記では4つエリア(操作用ウインドウ)があります。
(⇔のマウスカーソルに変わった時に、右クリックメニューを出してエリアの分割、結合、交換が可能です。)

上記で左上のエリアは「3Dビューポート」、右上のエリアは「アウトライナー」
左下のエリアは「タイムライン」、右下のエリアは「プロパティ」になっています。
各エリアは、上記赤マルのクリックで、自由に機能を選択できます。
次は、上記において左下の「タイムライン」赤マルをクリックした時に出現する画面で、他の赤マルでも同じように選択して変更できます。

次は、上記において「3Dビューポート」をクリックした時の状態です。(「タイムライン」を「3Dビューポート」エリアに変更しています)

以上のように、左上のエリアも、左下のエリアも同じ「3Dビューポート」にすることもできます。
「3Dビューポート」は、3D作成のための最も重要な表示部分で、ここで作成します。
「アウトライナー」は「3Dビューポート」内のオブジェクトの表示/非表示、レンダリングなどのモードなどの切り替えが可能です。
「プロパティ」は選択オブジェクトの情報確認と設定に使います。
なお上記でエリアのサイズ変更方法示していますが、エリア内メニューの左右両端の隙間でマスターカーソルが十字に変わった時点で、
左ボタンによるドラック操作で、エリアの分割や結合が可能です。
(ドラック方向で変わります。それ以外にShiftキーを押しながらのドラックで、新しいウインドウにエリアを複製も可能)
エリア内上部の「ビュー」メニュー項目の一番下に「エリア」の項目があり、そこから「閉じる」操作も可能です。
また、ここに「新しいウインドウにエリアを複製」の項目があり、エリアを別のウインドウにすることができます。
- 最初に覚える操作 その2「3Dビューポート」における視点操作
右上にあるインターラクティブナビゲーション(ギズモと呼ばれます)→
のクリックやドラックでビュー(視点)を回転できます。
このすぐ下にあるナビゲーションコントロール→
のクリックやドラックで視点が変えられます。
(+のドラックでズームイン・アウト、手のひらのドラックで平行移動)
上記でも出来きますが、マウス中央ボタンドラックでビューの回転、
Shiftキーを押しながらマウス中央ボタンドラックで平行移動、
マウス中央のホイール回転でズームイン・アウトができます。
また、次のようにテンキーのショートカットも用意されています。(カッコ内が操作の意味です。)
| | | -(ズームアウト) |
7(上から) | 8(上回転) | 9(反転) | +(ズームイン) |
4(左回転) | 5(透視/平行) | 6(右回転) |
1(前から) | 28(下回転) | 3(右から) | |
0(カメラビュー交互切り替え ) | . |
- 最初に覚える操作 その3 「3Dビューポート」における「オブジェクトモード」と「編集モード」
この2つのモードの違いで、「3Dビューポート」内の操作の挙動は大きく違います。
「Tab」キーで交互に切り替わります。下記赤マルの部の表示で、現在の状態がどちらかを判断できます。
⇔
「Tab」キーで交互に切り替わります。下記赤マルの部の表示で、現在の状態がどちらかを判断できます。
- 最初に覚える操作 その4 「3Dビューポート」における選択などのツールの種類と出し方
「オブジェクトモード」と「編集モード」で出現項目が一部で異なりますが、
下記の黄色マル部分が「ツールバー」で、『T』のキーで出たり、消えたりします。

選択ツール(黄色マルの最上位の矢印アイコンで、ここが選ばれている時、選択操作になる)
3Dカーソルの移動
選択対象の移動
選択対象の回転
選択対象の拡大縮小
下記のようにツール内の水色マルの選択の箇所をマウスを押し続けると、選択の方法を選択するメニューが出ます。

「W」キーで選択モードを切り替えできます。
長押し:shiftしながらの左マウスクリックで選択箇所を追加、解除できる。
ボックス
サークル
輪投げ
選択する場合、下記の赤マルの部分で選択する操作の方法を指定できます。

既存選択の追加、除外、交差の反転、交差の選択切り替え
また「A」のキーで全選択できます。([Alt]+「A」のキーで全解除です。)
これら他の選択操作、上部選択のメニューを使って覚えると良いでしょう。
(この表示は、上記モードや「オブジェクトモード」と「編集モード」により変わります。)
「編集モード」の場合は、下記赤マルで示すように「頂点」、「辺」、「面」の選択があります。

この3か所はShiftキーを押しながらの選択で、複数の選択が可能です。
(マルチモード)
選択操作で 陰に隠れて見えない場合、下記赤マルで、「透過表示の切り替え」ができます。

透過時の面選択であれば、後ろの面の中央にあるドットのクリックで、見えない面の選択が簡単にできます。
- シェーディング(光などによる陰影を考慮した描画処理)切り替え

上記赤マル範囲内で、左から「ワイヤーフレーム」、「ソリッドモード」、
「マティリアルビューモード」、「レンダープレビューモード」が切り替えられます。
このシェーディングの切り替えは、ショートカットの『Z』で可能です。
(上記は、「透過表示」で「マティリアルビュー」モードの状態です。)
シェーディングやマテリアルの編集で、「マティリアルビューモード」を使います。
(照明とは無関係で[シーンのライト]、背景は[シーンのワールド]のチェックオプションで指定で反映します)
最終レンダリングの結果をリアルタイムでプレビューする場合に、「レンダープレビューモード」を使います。
(すべてのライト、シャドウ、反射、透明度、背景を全て使った完成度の確認に使えるが、重くなります。
なお、F12ショートカット(「レンダー」→「画像のレンダリング」)が全ての要素の計算で得られる高品質の最終レンダリングで、
レンダリングが完了すると、新しいウィンドウで表示し、この画像の保存が可能です。
(対して「レンダープレビューモード」は、プレビューを高速化するためにサンプル数が少なく、ノイズが目立ち、
一部のエフェクトが省略されることもあります。)
選択した対象は、[X]のショートカットで削除できます。
なお[Ctrl]+[Z]のショートカットで前の操作の取り消し、
[Shift]+[Ctrl]+[Z]がやり直しです。
- 最初に覚える操作 その5 「3Dビューポート」における「サイドバー」の表示
下記の赤の囲み部分が「サイドバー」で、「N」キー操作で出し入れできます。

縦に3つのタブの切り替え表示ができて、
各タブは次の通りです。
- アイテム:選択しているオブジェクトの確認・設定
- ツール:使用中のツールの確認・設定
- ビュー:3Dビューや3Dカーソルの確認・設定
- ループカット: