インターネットスクール 『まなぶ』のe-ラーニングへ  yahoo  MSN  エキサイト  Google
辞書先頭ページへ戻る

チから始まる情報処理用語


00000259    チェックサム
00000600    チェックシート
00000180    チェックディジット
00000147    チェックポイント
00000219    チップセット
00000338    知的財産権
00000020    直接編成ファイル
00000340    著作権

259:チェックサム       情報理論のグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ
check sum

データ通信時などで途中で狂ったり落ちたりしていないかをチェックするために、通信したデータを全て加算した値を、最後に追加送信する。
 (溢れた上位桁は無視する加算)
バイナリ転送プロトコル XMODEM の一つ, XMODEM/SUMでこのチェックが利用されている
ただの足し算なのでデータの入れ代りなどに対処できず、現在では、足し方を工夫したCRCが使われる場合が多い。
.

600:チェックシート       情報化戦略のグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ
QCの7つ道具の一つに数えられて、データを取りながらまとめる機能を持っています。
一般には、データの集計や整理を容易にした記録用紙を指しますが、最近ではインターネットを介したアンケートなどにもチェックシートが使われます。
チェックシート目的で大別すると、記録用と点検用に大別できるでしょう。
チェックシートを作る際は、まず、何のために何をチェックするのか、目的をはっきりさせることが大切になります。
そして必要項目などをチェックしやすいようにあらかじめ記載しておき、チェックした結果を随時記入して行く形で使われます。


課内の社員50人を対象に、『QC7つ道具』のそれぞれの項目に対して使い方を知っているか尋ね歩いた。目的は社員のQCに対する意識付けと、現状調査である。
以下は、その時に使った記録用紙である。

図1




180:チェックディジット       要求分析・設計手法のグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ
オペレータの入力ミスを防ぐ数字や文字を付加したコード

例 顧客コードで『1234』があるとする。
各桁に重みを付ける。重みとして、5432とすると(一般に下の桁の重みを2とし、2桁目を3、3桁目を4・・と増やす値が使われる)
→1×5 + 2×4 + 3×3 + 4×2 = 30
これの11で割った余りを求める→モジュラス・イレブン法と呼ばれる。
すると、30 MOD 11 = 8 になり、この8を付加コードとして、
オペレータに入力させる顧客コードを『12348』にして、入力ミスがないかをチェックする。

147:チェックポイント       データベース制御のグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ
checkpoint
チェックポイントとは、その時点でのレジスタなどの状態を記録するために設けられた点で、
障害発生時には直前のチェックポイントまでさかのぼって、障害が起こる前の状態に戻すことを言う。

データベースの障害対策として、トランザクション処理に長時間を要し、データベースの更新処理が
多い場合には、トランザクション処理の途中にチェックポイントの設定をして、再起動に備えるとよい。

セーブポイントと呼ばれる場合あるようです。

219:チップセット       エンベデッドシステムに関してのグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ
本来、チップセットは、何個か集まって機能する半導体チップのことであるが、
パソコン世界ではマザーボードの資源をコントロールする専用LSIを呼ぶ。
チップセットの性能によって、そのパソコンでどんな部品が使えるか決まる。→最新のメモリーやIDE仕様など
一般にノースブリッジとサウスブリッジの2つの部品で構成されている。マザーボード内の位置を地図になぞえて南北の関係から付いた。

ノースブリッジは、CPUメモリー、PCIバス、AGP(ビデオチップ)バスの間でデータの受け渡し管理を担当し、
サウスブリッジは、ハードディスクCD-ROMドライブ、ISAバスなどの間でデータの受け渡し管理を担当する。


338:知的財産権       知的財産権のグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ
次の二つに分けられる

工業所有権 特許庁管轄 1983年にパリで制定される。パリ条約とも言う。
著作権  文化庁管轄 1986年にスイスのベルン制定される。ベルヌ条約とも言う


20:直接編成ファイル       ファイル管理に関してのグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ
direct organization
ファイル編成の一つで、レコードが記憶される位置(レコードアドレス)に基づき直接アクセスする。
よって媒体は、DASD(Direct Access Storage Device)のタイプでなければならない。
アクセスするレコードの位置を特定するには、次の2通りの方法がある。

アドレス指定方式         シリンダ番号、トラック番号、レコード番号をそのまま指定する方法
相対編成(relative_organization) OSの持つファイルシステムを利用してファイルの先頭からの位置でレコードを見つける方法

いずれの方法でもレコードの位置を直接に指定するのは、利用者にとって意味不明の番号になるので負担がかかる。
そこで、レコードの中のあるフィールドをキーとして指定する方法がある。このキーを元にレコードアドレスを求め(アドレス変換と呼ばれる)、それにより目的のレコードの位置を特定するわけである。このアクセス変換法により、直接編成アドレス指定方式を分類すると次のようになる。

直接アドレス方式   キーをそのままレコード位置にする。結果としてレコードはキー順に並ぶので順次アクセスに近い効率のよいアクセスが可能になる。しかし、キーに欠番が多いと使用効率が高くなる。これを補う参照を用いる方法もあるが、この場合は参照してからアクセスするので効率が悪くなる。
間接アドレッシング方式  レコードアドレス算出方法にハッシュ関数を使う。シノニムが生じた時、時間がかかる。(別のカテゴリに分類してハッシュ編成とも呼ばれることもある)



340:著作権       知的財産権のグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ
大きくは次の2つに分けられ、著作者が死後50年(団体著作公表後50年)各権利が守られる。

著作者人格権 創作を行う個人の権利を保護 この範囲が譲渡できない
著作財産権  著作物を保護


著作者人格権の権利

公表権
氏名表示権
同一保護権


著作財産権の権利

複製権
上演権・演奏権
放送権・有線放送権
上映権・頒布権(ハンプケン)
口述権
展示権


○コンピュータソフトや音楽CDなどに(C)マークのCは、Copyright(著作権)のイニシャルで、アメリカのような万国著作権条約締約国において著作権保護がされていること意味する。

○従業員が職務上開発したソフトウェアの著作権は,契約等で特に定めない限り,その従業員の所属する会社にある。
共同開発したソフトウェアの著作権は協議して決める。
ソフトウェアハウスに開発を委託したソフトウェアの著作権は、契約によってソフトウェアハウスから移転できる。

○権利の侵害については,"知らなかった"では済まない。先に権利を取得した人がいれば,権利の侵害になか?
 →著作権は、発表のみで権利が発生するが、偶然の一致は侵害にならないので上記は著作権の説明ではない。(工業所有権の説明)

○著作権法第十三条(権利の目的とならない著作物)
「次の各号のいずれかに該当する著作物は、この章の規定による権利の目的となることができない。
 (中略)
四 前三号に掲げるものの翻訳物及び編集物で、国又は地方公共団体の機関が作成するもの」
これより、国や地方公共団体が作成した統計データを出典を表示した上で利用するのは,侵害に当たりません

データベースも保護の対象となる。