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メから始まる情報処理用語


00000201    メインフレーム
00000696    メタ
00000184    メモリ
00000415    メモリーカード
00000007    メモリインタリーブ
00000319    メモリ管理機能
00000218    メモリモジュール

201:メインフレーム       コンピュータの種類と特徴のグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ

コンピューターセンターで使われる大型コンピューターのこと

企業のシステムの中心になるコンピューターの意味で、「メイン」という表現が使われる。

集中処理システムで中心の役割を担うコンピュータともいえる。


メインフレーム例

時代  メーカー  メインフレームマシン    OS               備考
x   IBM  S370/S390シリーズ  MVS/ESA,OS/390     -
x  日立  M/MPシリーズ(M880・M860・M660K) VOS3              -
x  富士通  M/GSシリーズ  MSP              -
?   IBM  IBM9672・9121・RS6000  MVS(Multipl_Virtual_Storage)  -
?  日立  HOPSS3/AS   OS390 -
近年  富士通  GS8000シリーズ  OSIV/MSP、OSVI/F4、MSP、OSVI./XSP、AVM/EX、AVM/EXS  -



696:メタ       データベースモデル関連のグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ
メタ(meta)とは、「あるもの」の上位にあって、それらを表現するのに使う場合の抽象的な用語です。
Meta-mathematics は数学のための数学(数理論理学)であり、Metadata はデータを表現するデータといえます。

情報システムには、各種の定義データが人の手によって記述・作成されていました。

プログラム手続き、データ定義、画面定義名等などです。

それらは、実装された成果物として存在するわけですが、その定義の意味や互いの関連を明示することが必要なことがあります。

これらの定義データ自体をデータベース的な管理をするという発想うまれました。この管理をするデータがメタデータとなります。
このデータは、データ辞書/(データ)ディレクトリ(DD/D:Data Dictionary / Directory )と呼ばれることがあるようです。
そしてこのシステムは、データ辞書/(データ)ディレクトリシステム(DD/DS:Data Directory/Directory System)と呼ばれます。

次の2種類で実現されています。
(1)データ辞書システム:人間が見ることの出来る形で定義データの定義・提供をする
(2)データディレクトリシステム:コンピュータシステムでの定義データの管理をする




184:メモリ       メモリーアーキテクチャのグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ
memory

コンピュータのメモリに求められる項目を大事な順に挙げると次のようになる。
・記憶信頼性が高い。
・速い。
・安い
・小さく
・消費電力

しかし、残念ながら全て要求項目をクリアするメモリはない。
例えば、速いほど価格は高くなるのが一般的である。

コンピュータの記憶をつかさどるメモリの分類を速度の順で挙げると、一般的には次のようになる。

コンピュータ内分類 一般に使用されるもの     
CPUレジスタ  SRAM(半導体)
キャッシュ  SRAM(半導体)
主記憶(主メモリ)  DRAM,ROM(半導体)
ディスクキャッシュ DRAM(半導体)
磁気ディスク  ハードディスク
光ディスク  DVD,CD
磁気テープ  カートリッジ方式オープンリールテープ方式

上記の主記憶装置に対して、磁気ディスクや光ディスクの位置付けを補助記憶装置と呼ぶことももある。
また、主記憶に使われるDRAMは、メモリモジュールと呼ばれる形態で供給される。
なお、書き込み制限のあり/なしで分類すると次のようになる。

RAM SRAMとDRAMに分類される
ROM 不揮発性と揮発性メモリに分類される




415:メモリーカード       情報素子に関することがらのグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ

コンパクトフラッシュ
型番 CFS-32M
消費電流(最大) 3.3V:40mA、5V:40mA
転送スピード:?

SD カード
PCSD-64MS
消費電流(最大) 80mA
転送スピード:2MB/S

MMC2-64M
マルチメディアカードの方が一般にメモリーカードにアクセスする際の消費電力が少ない?とうたっているが、同じだった?。
消費電流(最大) 80mA
転送スピード:2MB/S
外形寸法:32.0mm(H)×24.0mm(W)×1.4mm(D)
質量:2.0g



7:メモリインタリーブ       メモリーアーキテクチャのグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ
memory interleaving、interleaved (交互に重ねた?)memory

主記憶を高速化する技法の一つ。

CPUに対してDRAMは低速なデバイスであり、一連のアクセスを続けて行なうことはできず、遅延(Latency)が生じてしまう。これの対策方法の一つ

主記憶をバンク(各バンクは独立に書き込みができる)に分けて記憶する時、1サイクルで複数のバンクにアクセできるようにアドレス空間がバンクの要素間で連続になるように構成する方式。
アクセスしているメモリの続きが別のバンクにあれば、転送完了を待たずに次のコマンドを発行できる。
タイミングをオーバーラップさせることで、遅延なく次のブロックの転送に移行することが可能。

ストライピングメモリ版とも言える。

メモリ全体を複数のバンクに分割する呼び名:2分割なら2-Way、4分割なら4-Way

319:メモリ管理機能       オペレーティングシステムに関することのグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ
ここでは、プログラムやデータをメモリ空間にどう配置して実行させているかという視点でOSの機能の一つであるメモリ管理を説明する。
CPUは、主記憶装置に配置されたプログラムやデータをアクセスする訳であるが、このプログラムから見たアドレス空間を論理アドレス空間と呼ぶ。対して、主記憶装置に実装されていてハード的にアクセスできるアドレス空間を物理アドレス空間と呼ぶ。
まず、コンピュータの創生期は次の実アドレス方式が採られていた。
●実アドレス方式:論理アドレスと物理アドレスが同じで、変換しない方式である。

それに対し、プログラムが大きくなり、物理アドレス空間に収まらないプログラムがでてくる。それに対応する方法として次のオーバレイ方式が生まれる。
●オーバーレイ(overlay)方式:もちろんプログラミングから対応するようにモジュールで分けて作らなければならない。そして必要とするオーバーレイ構造のモジュール間で明らかにし、不必要なモジュールを開放させる方式

半導体技術の発展でメモリ容量が増えてくると、複数のモジュールを配置し、実行するモジュールを頻繁に交換するシステムが作れるようになる。これに対応しやすい方式として次のベースアドレス方式が生まれる。
●ベースアドレス方式:まずプログラムコードは、連携編集プログラムによってプログラム先頭を0番地とした論理アドレスで翻訳して置く。そうすることで、実行する時に『プログラムをロードした先頭アドレス+論理アドレス』の簡単な演算でアクセス対象の物理アドレスを求めることができる。しかも、基準がプログラムをロードするプログラム先頭なので、主記憶域内を移動しても実行可能となる。このプログラムを再配置可能(リロケータブル:relocatable)プログラムと呼ぶ。

CPUの性能も上がり、論理アドレス空間が増えると、実装メモリを増やしても物理アドレス空間が足りなくなる。そこで仮想記憶が登場する。
この仮想記憶の実現に一役買っているメモリ管理機構が次のセグメント方式とページング方式である。
●セグメント方式:プログラムに必要なメモリ空間をセグメントと呼ばれるブロック(64kbyte以内の任意長)に分けて、そのアドレスを管理するセグメントレジスタを使って物理アドレスに変換してアクセスする。
●ページング方式:プログラムに必要なメモリ空間をページと呼ばれるブロック(4から8kの固定サイズ)に分けて、ページテーブルより、論理アドレスと物理アドレスの変換を行う。


218:メモリモジュール       メモリーアーキテクチャのグループ先頭へ    このページ先頭へ移動    辞典の先頭へ
メモリモジュールとしてSIMM(シム:Single In-line Memory Module)と DIMM(ディム:Dual In-line Memory Module)がある。
現在は、DIMMが主流(マッキントッシュ用とウィンドウズパソコン用は少し仕組みが違うので共用はできない。SIMMでは可能)
近年RIMM(リム:Rambus In-line Memory Module) と呼ばれるモジュールも使われている。
これは、RDRAM(ラムバスDRAM)というメモリーチップを使った新しい方式である。
これらモジュールに使われるメモリは、DRAM、SDRAM、RDRAMと変化してきている。
DRAMは、Dynamic Random Access Memory の略→リフレッシュというデータを再保存操作が必要
SDRAMは、Static Random Access Memory の略→ DRAMよりデータの読み書きが速い
RDRAMは、Rambus Random Access Memory の略→Rambusは開発した会社の名前。メモリーチップ中にデータを高速で受け渡しするための特殊な仕組み備える。
これを、さらに工夫を加えて高速化したのがダイレクトRDRAM
→略してDRDRAM:一度に受け渡しできるデータの量を増やしたり、データの受け渡しのタイミングを速めたりして高速化している。
 マザーボード上のチップセットという部品も対応していることが必要

PC66、PC100、PC133は、DIMMの対応できるベースクロックを表す。
PC66なら66MHz、PC100なら100MHz、PC133なら133MHzとなる。